この記事は【母】が書いています
子供が不登校であることで、多くの方が気にしていることの一つとして、
学生が終わった後どうするか?
学生が終わった後どうなるのか?
というのがあるのではないでしょうか?
親は子供の将来のことを考えると、自立できるのだろうかととても不安になるものです。
子供が不登校だと尚更ですよね。
でも逆に言えば、
たとえ不登校であっても、子供が立派にやっていけるのを見れたのなら、不登校だったという過去はどうでもよくなるのかもしれません。
そんな気がいたします。
私の息子は現在大学4年生。
今年は大学院への入学に向けて準備を進めておりました。
しかし、ここにきて、進路は白紙状態になってしまいました。
はい、このことが何を示すかというと、息子も今後の働き方について真剣に向き合う時がきたということ。
そして、現在息子は自分のこれからの人生について、時折、胃痛、頭痛を起こしながらも、悩み、迷うことを繰り返しています。
現在、小学生、中学生、高校生の不登校のお子さんをお持ちの方にとっては、
かつて不登校だった子供のその後の人生が実際どうなっているのか?
というのは、とても関心があることだと思います。
今回の記事では、11年間不登校だった息子がいよいよ学生生活を終えるという段階に入って、その後の人生をどのように考え、そして歩んでいくのか?というのを、まだまだ現在進行形ではありますが、お伝えできればと考えています。
参考にしていただければ幸いです。
11年間不登校だった息子のその後の人生はどうなるのか?
不登校の親子にとっての一つのターニングポイントは、社会に出る時ですよね。
誰もが一度は通る道であり、息子も今その地点にいます。
本当に悩んでいますよ。
資格を取ろうかとも考えているようですし、何か技術を身につけようかとも考えているようです。
自分のアイデアを具現化できないものかとも考えてもいるようですね。
現在は、本当に模索中というところです。
いろいろ考えて、本当に大学院にいくことがベストであると考えたのであれば、来年の前期の試験に向けて、準備をするということも考えられるでしょう。
今は精神的にはちょっとしんどいかもしれませんが、元気にしています^^
カウンセリングドクターやカテキョー君にも相談していますし、ここ最近では、技術者として長年やってきた私の兄も良き相談相手になってくれています。
(兄がスマホに変えた途端、息子とLINEでよく話すようになりました。SNSはすごい。。。)
そして、私はと言えば、その報告を雑談として聞くだけ^^;
これはこれで意味のあることだと思っていますよ。
自分で言葉を発することで、思わぬヒント、気づきを得られるかもしれないし、自分の心の整理にもなりますからね。
中には誰にも頼れずに自力で悶々と考えてしまう方もいらっしゃるかとは思いますが、その時は紙に書き出したりすると良いと思います(私がそのタイプです)。
職業を選択する際には、向き不向きも考慮する必要がありますよね。
会社勤めが向く人もいればそうでない人もいるわけで、ご存知の方も多いとは思いますが、息子はサラリーマンには向かないタイプです。
カウンセリングドクターにも向いていないと言われましたし・・・。
そして、夫もここにきて、
「サラリーマンは無理だろう・・・」
と言い始めるようになってきました。
普通に勤務できればそれだけ選択肢は増えるので、職につける可能性も高いんですけど、それができないとなると・・・ね(汗)
仮に大学院への入学が決まっていたとしても、2年後には向き合わないといけなかった問題なので、遅かれ早かれというところです。
現在は、こんな状況です。
大学院受験から合否までの経緯はどうだったのか?
大学院受験のことについても触れておきますね。
大学院受験は前期と後期の2回あります。
息子は前期の試験を受けつつ、後期の試験に照準を合わせていたように私には見えました。
大学院の受験に関しては、私は本当に知らないことが多すぎて、
「こんなに大変なのか・・・」
と思ったほど。
中でも、息子は研究計画書の作成には相当の時間と労力を費やしていて、
「もう一度これやれ!と言われたら嫌だなぁ」
と漏らしていましたし、実際相当大変だったんでしょうね。
慣れない作業だったこともあり、前期の試験では明らかに準備不足だったと思います。
研究計画書の作成に加え、苦手の英語の勉強も人一倍する必要がありましたし、総合的に判断すると、前期不合格は致し方なかったのかぁと思っています。
で、ここでさらに思ったことは、
大学院の受験は大学入学当初から視野に入れて準備すべきものなんだ、ということ。
もし、これを読まれている方で、わずかにでも大学院進学を目指す気持ちを持っているのなら、
- 英語の勉強は真剣に続けること
- 論理的な文章を書くことに慣れておくこと
はお勧めしておきます。
さて、後期の試験では英語を避けて、ドイツ語で受験をする冒険に出て勉強を始めていた息子です。
ところが、実際には入学前にいろいろ準備をしておくことがあったらしく、前期での合格が必須だったようです。
理由はどうあれ、つまりは入学を受け入れられないってことで、後期を受験しても無駄ってことになってしまったのです(苦笑)
まぁ、私としてはこの段階でハッキリとしたことはよかったと捉えています。
考え方がポジティブであるとか、そんなことではありませんよ。
先にも少し触れたように、
- 2年間前倒しができた
- 今、真剣に将来のことを考えられる
- 特に、コロナ禍でもある今は考えるのに良い時
- これらを総合して準備をすればいい
と思えるからです。
決断をするのに必要なことは何か?
さて、誰でも何かの重要な決断をする時があると思います。
このような時は、考えて、考えて、ということをしてしまいがち。
でも、本当は逆のことをしたほうが良くて、
- まずはよく寝ること
- 体に良い食事をとること
- 適度に体を動かすこと
これらが大事だと思います。
まずは、エネルギーを回復させることです。
落ち込んだ疲れた頭でいくら考えても、良い決断はできません。
むしろ、本心ではない、いろんな価値観にまみれた考えが出てくるものです。
良い決断、素晴らしいアイデアというのは、自らのエネルギーが溢れているときに出るもの。
「えっ?なんでこんなミスをしていたんだろう?」
「何でこんな決断をしてしまったのだろう?」
と気付けるのも自分の状態が良い時です^^
疲れていたり、焦っていたりすると、良い考えは出ないと言っても過言ではないですね。
ですから、まずはしっかり充電して、それから考えて欲しいなと思っているところです。
焦る気持ちはわかるんですよ。
でも、悲しいけど、それは多分空回りする可能性が高い。
これは、私は何度も経験してきたことなので、よくわかります。
ですから、息子には自分の状態を整えてもらって、すっきりした頭で、考え、決断して欲しいと思っております。
本当は外に出て、ちょっと体を動かすのも良いんでしょうけど、引きこもり息子はそれができないのが悲しいところ(TT)
まぁ、家にいるほうがリラックスできるならそれでもいいんですけどね。
まだまだ、悩み継続中の息子ではありますが、私のできることは限られていて、
- 息子、家族が元気になるように食事を作り
- 家が快適であるように掃除をし
- そして、息子の話を聴く
くらいです^^;
そして、最も重要なのは、心配をするのではなく、息子を信じること!ですね。
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