この記事は【息子】が書いております
私の場合通信制高校と書きましたが、正確にはサポート校に行きました。
なので普通の通信制とは違い、地元にキャンパスがあってそこに任意に登校して授業や友人と関わったり先生に相談したり等ができる高校でした。※
※正確には高校入学時に、完全に通信のコースorキャンパスに登校可能なコースどちらかのコースを選ぶ形でした。それにより学費も変わります。
ではどのようにしてこの高校を選んだのか、そしてそのメリットとデメリットを書いて行きたいと思います。
通信制の高校を選んだ理由
まず大前提に普通高校に行くことは一切考えておりませんでした。
ぜっっっっっっっっっっっっっっっっったいに普通高校は卒業できない自信がありました。
なので、単位制or通信制or定時制・・・のどれかにしよう。というのは確定しておりました。
ではその中からどうやって高校を決めたかというと
- 学校説明会
- 学校見学
- 心療内科の先生のアドバイス
この三つです。
流れ的には
心療内科の先生にどんな高校があるのか聞く
↓
合同の学校説明会に聞きに行く
↓
実際に学校見学に行く
でしたね。
それで、実際はどういった理由で高校を決めたかというと、
・実際に学校見学に行ってみて、先生の対応やそこの生徒の雰囲気。
・通信制でも受験にそこそこ強い学校
ですので、情報は心療内科の先生や、親、フリースクールの先生から色々と貰いました。
ですが最終的には自分で直接話を聞いたり、行ってみたりして決めましたね。
特に実際に話を聞きに行くというのは重要です。
その話をしている先生からだいたい学校のイメージ、雰囲気というのは伝わってきます。
その感じ取った雰囲気、イメージが自分が本来思っていた感覚とあっているか、と照らし合わせるのは大切だと思います。
通信制高校のメリット
・学校に行かずに塾に行って勉強が出来る。
・先生の対応も不登校児に慣れている。
自由度が高い
これはそのままですね。
うちの高校は一応制服がありましたが、これも着るか着ないかは自由です。
男子はほとんど私服で、女子は制服が多かったように思えます。
また、行くのも行かないのも自由。校則も緩めで携帯使っても何にも問題ない、という感じで学校内でもかなり自由に過ごせました。
授業に関しても大学のように自分で履修をして、その授業の時間に行き授業を受けるという形でした。
なので、午後から登校する場合もありますし、逆に午前で終わったり、だとかもあります(2年以降はまともに授業受けに行ってませんでしたが笑)
学校に行かずに塾に行って勉強が出来る。
これも荒技ですが、高校3年生の時にやっていました。
普通なら学校に居る時間ですが、その時間から塾に行ったりだとか、カテキョーさんと勉強をしたりと、かなり自由に時間を使う事ができます。
先生の対応も不登校児に慣れている
学校には様々な生徒がいました。
不登校の人もいたり、障がいのある方がいたり、いたって普通の人もいたりetc・・・といろんな生徒がいます。
先生はそれらにも対応が出来るようになっているので、とても親身で親切な方が多かったです。
通信制高校のデメリット
・スクーリングがある
・意思が強くないと流されてしまう
レポートがめんどくさい
これは高校を卒業するのに必要な事なのでしょうがないのですが、ちょっとめんどくさいです。
レポートと聞くと大学のレポートを想像するかもしれませんが、このレポートは問題集的なものです。
ですので、教科書やネットで調べたりして問題を解いてそれを提出する。
というのが年に40〜50枚あったと思います。
ですので量的にもかなりあります。
また、WEBで配信される授業のビデオも全て再生しなければなりませんでした。
なのでかなりめんどくさく、時間がかかります。
逆に言えばそれらを終わらせれば、1年間でやらなきゃいけない事はほとんどが終わるので自由になります。
高校3年の時は母に手伝ってもらい即全てのレポートを提出し、後は受験勉強に集中しました。
スクーリングがある
これも卒業に必要なのでしょうがないのですが、非常にめんどくさいです。
2泊3日でキャンパスではなく本校の方に授業を受けに行きます。
イメージとしては合宿免許みたいな感じかと思います(自分は合宿免許行ってませんので憶測ですが・・・)
また、これは4〜5人の班を作って3日間そのメンバーと過ごしますし、部屋も大部屋なので、きつい人にとってはかなりキツイかと。
私は幸い3年間とも、友人が班の中に最低1人は居たので、自由時間やバスの中はとても楽しかったです。
で、スクーリングの内容なのですが
初日
午前から高速バスで移動して午後から4〜5科目の授業を受けて簡単なテストをやるといった感じ。その中には普段キャンパスではできない体育、理科の実験といったのもあります。
2日目
午前から夕方にかけて校外学習的なものを行い、帰ってきたらまた授業を少し受けます。
(ちなみに校外学習ですが自分はそば打ちをやりました笑)
3日目
午前に少し授業を受け、お昼ころに出発して夕方地元に帰ってくる。
かなり大まかですが、このようなスケジュールでした。
ですので、完全通信制だとここら辺で知り合いが居ないので苦痛の3日間になります。
ですが、ある程度登校をしていると顔なじみや知り合いが増えるので、楽しいと思える時間が増えます。
意思が強くないと流されてしまう
高校にはいろんな進路の人が居ます。
大学進学、専門学校進学、就職・・・
普通の高校でしたら、どんな進路を進むとしても学校内での生活はみんな同じかと思います。
ですが、通信制だとここがちょっと違います。
通信制の高校の生活は自由です。
そうなるとどうなるか?
専門学校進学や、就職組は2年後半くらいから卒業まで完全に自由に過ごす事ができるので、学校に行かないで旅行に行く人や、遊びに行ったり等も普通に居るのです。
ですが、大学進学の人はその周りの人が自由にやっている中勉強をしなければいけません。
ここで意思が強くないと、既に進路が決まって遊んでいる友人等に流されてしまいます。
感覚的には休み時間に勉強しなければいけない、とイメージするとわかりやすいかと思いますが、遊びたい誘惑が襲ってくるんですね笑
またもう一つの理由がありまして、それは、先ほども書きましたが、レポートを期日までに自分で仕上げて全てやる必要があるという点です。
家にいながら年間数十枚のレポートを終わらせなければならない、これは意思が強く無いと心が折れます。
普通の高校はただ通っていれば卒業ができますが、通信制の場合は自分から動かないと絶対に卒業できません。
それを先生たちはサポートしてくれますが、最終的にやるのは自分なので・・・
最後に!
私は高校を卒業して3年経ちますが、あの高校でよかったと思っています。
大学入ってからも関わりのある友人もできましたし、とても楽しい3年間を過ごしました。
もし、お子さんが高校を選ぶのに迷ったら、是非実際にその高校の先生と話したり、学校見学(オープンキャンパス)に行くのを強くオススメします。
高校に行くのはお子さん自身なので、実際に行ってみたらここに自分は通えるのかというのは直感的にわかるかと思います。
私もそうでした。
学校説明会で他校の先生とも直接話をして情報を仕入れましたが、(ここは無理だな)と思った高校もあります。
私の場合直感というのはかなり当たるので、その感覚を大事にしながら選びました。
おそらく中学生目線からですと
「学校説明会とかめんどくさい。」
「オープンキャンパス行くの怠い」
と思うかもしれませんが、実際にそこで働いてる先生に会う、というのはとても重要な情報になるので是非行ってみることをオススメします。
パンフレットやネットの情報ではわからないものを収穫できますよ👍
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