この記事は【母】が書いています
主人と一触即発の状況をなんとかやり過ごし、自分の行きたい自動車学校に入校した息子。
ここからは本人次第ですね。
申し込み日には支払いのために私も一緒に訪れ、申し込みコースの確認、決済を済ませました。
さて、これから本格的に息子の免許取得に向けての自動車学校生活が始まります。
果たして不登校経験者は自動車学校に通うことができるのでしょうか?
「えっ?申込日からいきなりですか!!!」予期せぬスタート
息子が選んだのは超短期の16日間のコースです。
「当日は申し込みだけで終わりだろう?」
と読んでいた私は、それが済んだら息子と一緒に帰ろうと思っていたのです。
ところが、決済をするや否や言われたことが、
「今日から車に乗っていただきますので、今日一日予定空けておいて下さいね!」
だったんですね。
(えっ??今日からですか?)
と想定外の出来事に私はちょっとビックリ!
息子も驚いたのではないでしょうかね💦
とにかく
「頑張ってね!」
とだけ声をかけ、私は帰宅しました。
いやー、超短期コースはホントスタートから猛ダッシュなんですね(笑)
その日は早速2時間の技能講習と学科を受けていました。
しかも、その日の担当は20代の若いお姉さん教官だったみたいで^^
隣から良い香りはするわで、別の緊張が加わったみたいです(大笑)
息子は、
「運転に集中するには、タバコ臭いくらいのおじさんの方が良い!」
という贅沢な感想を言っておりました、はい。
そんな感じで1日目は終了です。
(明日から15日通えるかなぁ・・・←私の心の声)
自動車学校の今昔〜ちょっと理想の教育環境に近づいている
あくまで私の感想なのですが、今の自動車学校は楽しそうだなぁと感じました。
私が通っていた頃は、生徒が溢れてて中々予約が取れなかったし、キャンセル待ちをしながら取った記憶があります。
中にはセクハラまがいのことをする教官もいましたしね、普通に怒られもしましたよ。
私の記憶の中での自動車学校は、楽しさとは無縁です。
卒検に合格した時は、合格した!という嬉しさよりも、もう通わなくていいんだー!という喜びの方が大きかったですしね。
今となっては、懐かしい過去です。
息子が慎重に選んだ自動車学校は確かに古い。
教習車も昔ながらの車で、外見は昭和の自動車学校なんですよ。
故に、私の嫌な記憶も蘇って
「大丈夫かな・・・」
という思いも出てきていたのも事実。
ところが、
学校内の雰囲気や教官の指導スタイルは昔とは全く違って、これは嬉しい誤算でしたよ。
簡単にいうと、
明るく、楽しく、優しくといった感じで親近感が育つ環境でした!!
はい、息子の大好物です。。。
私が「へーっ」と思ったものを紹介すると・・・
入校から卒業まで一人の教官が指導する【担当制】
まず一つは、教官は担当制ということ。
つまり、入校してから卒業まで同じ教官が担当し、相性がイマイチと思えば、いつでも変更可能というものです。
加えて、女性の教官も数名いるので、女性の指名もできますよーと、女性に配慮したサービスも取り入れていましたね。
このサービスには安心する女性、親御さんもいるのではないでしょうか?
昔にはなかった環境、場が整えられて、自動車学校という教育の場は大きく変わっているように私には感じました。
ちょっとだけ補足をすると、
超短期コースはスピード重視のため、この担当制は使えません。。。
なので、息子はいろんな教官の指導を受けています。
とは言っても、それはそれで良い経験!
いろんな教え方、コミュニケーションの取り方を学べるわけですし、どんな教え方が良かったのかを比較することで息子の将来に生かせますから。
とても参考になったと思います。
実際、担当して下さる教官は、みんな気さくで、楽しくて、親切だそうですよ。
ありがたいことですね。
現教習は1段階と2段階のみ。柔軟性のある指導への変化
もう一つ、あー昔と違うなぁと思ったことは、1段階は中での教習、2段階は路上教習という点ですね。
息子の話では、1段階の中でS字とかクランクとか坂道発進とか、全てカバーできれば良い!という感じで、◯回目の技能教習は〇〇!というのがないそうです。
ですから、坂道発進が苦手だったら、そこを重点的に練習することも可能ということ。
この辺りは担当制が生きてきますね。
教官も生徒の癖や性格を毎回見ることで把握できますし、個々の力量に沿った進め方でバランスを整えてくれる柔軟性はとても良いなぁと私は思いましたよ。
昔は一つの技術をクリアしないと次に進めなかったように覚えているし、キッチリとカリキュラムに沿って進められていたような気がします。
(あなたもそうじゃなかったですか?)
自動車学校ではあるけれど、こうした教育環境が変化しつつあることに喜びを覚えるのは、息子が学校教育に馴染めず、
「不登校の子供でも楽しめる教育環境があればいいのに」
と思い続けていたからに他なりません。
このような教育の実態に触れて、喜びを感じることができるのは息子が不登校だったからこそ、ですよね。
こうして、息子は順調に毎日楽しく通い、なんとか仮免試験を受けるまでに至ります。
(続く)
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