【不登校息子の自動車学校通学実践記 ④】息子の卒検から学んだこと

息子の自動車学校通学記

 

母

この記事は【母】が書いています

仮免試験を無事通過し、今回からはいよいよ路上教習についてです。

通常の通学コースなら仮免試験が終わってホッと一息で、「次回から路上だな」と心構えの時間があると思います。

ですが、超短期コースを選んだ息子にはそんな余裕は与えられず(笑)、仮免合格後すぐに路上に出されることになりました・・・

ホッとした後は、緊張の初路上への招待へ、息子にとってはまるでジェットコースターのようだったようで(汗)

ビビリの息子は、はい・・・、路上教習開始の時間まで、スタンプの嵐でしたよ(笑)

まぁ、初めての路上は私も怖かったので、気持ちはわかります。

性格がみんな違うので、こうして不安を吐き出して心を整える人もいることでしょう。

それで、心も緩み、その流れで身体も緩めばOK!

決して悪いことではないと私は思います。

感情を我慢する方がもしかしたら悪影響かもしれないし、人それぞれで良いということ。

 

さて、息子の路上教習はどんな展開を見せたのでしょうか?

 

正直、路上に関してはあまり書くことはないんですよ。

では、なぜ書くこともないのか?について、書いていきましょう。

 

不登校息子にも普通が当てはまることがあるのか・・ネタなしの路上教習

「何も書くことがない」

どういうことかというと、息子らしからぬ「普通」な終わり方をしてしまったということです(笑)

私としては、また何かネタがあるのかと期待していたのですが、特になくて・・・。

教習は順調に進み、卒検も一発合格でした。

 

 

息子が言うには

「中のコースをぐるぐる回るより、路上は楽しい!」

らしく、

AT車での路上教習の時には

「路上でのAT車が楽すぎてもはやゲーム」

「もしくは遊園地のゴーカート」

発言までしていて💦

「甘く見るでない。」

と注意をしておきました(苦笑)

 

教官も緊張しないようにとの配慮なのでしょうか、雑談で盛り上げ、質問もしやすい場作りをしてくれていたようです。

補助ブレーキがある「安心ドライブ」というところですね。

こうして、16日間の教習は予定のカリキュラムを全てクリアし、オーバーすることもなく終了しました。

息子自身はもっと乗っていたかったみたいですし、教官と会えなくなるのが寂しかったようです。

学校は不登校でも、自動車学校では登校気分を味わえて、私の方が驚きと共に嬉しかった感じですね。

 

さて、そこでなのですが、

息子の自動車学校通いで、私が印象に残った2つのことを紹介したいと思います。

それは、

  • 16日間という期間、学校が決めたスケジュールを全部こなせたたということ
  • 卒業するのが寂しいと息子が言っていたこと

この2つです。

16日間という期間、学校が決めたスケジュールを全部こなせたということ

 

 

当初の私の最大の不安は、きちんと通えるかどうかということだったのです。

今回は学校が決めるスケジュールに従わなければならず、自分の希望は一切入れることができませんでした。

大学の講義であれば、曜日、時間という縛りはあるものの、自分の選択ですからね、これは主体的な縛りなんですよね。

でも、今回は完全に受け身ですし、いわゆる学校教育と同じ形態だったので、

「大丈夫かなぁ」

と私は思ってしまったのです。

今までを振り返って見ても、16日間続いたことってあったかなぁ(汗)

本人の目的意識があれば、クリアできるものなんですね(笑)

息子にとっても印象に残る経験だったと思いますが、私にとても良い学びになりましたよ。

卒業するのが寂しいと息子が言っていたこと

 

 

教習終了時の私のイメージは、

「あー、やっと終わったぁ。これで明日から解放されるぅ」

ではないかと思っていたんですよね。

ですから、

「先生に会えなくなるのが寂しいし、卒業するのが寂しい。」

と息子の口から聞けたことは、想定外の嬉しい出来事であり、また、息子がそう思えたところに、不登校に関する教育のヒントも隠されてもいるようにも感じました。

 

不登校だった息子が登校できる教育環境について考える

息子は、本当に楽しく学習できたようです。

時には直球の注意されたようですが、その説明がとてもわかりやすかったから、嫌な感情はなかったとも言います。

自動車学校を通してのケースにはなりますが、こんな感じならもしかしたら登校はできるのかな?

ということを、息子バージョンでまとめてみました。

 

 

  • 雑談を大事にする
  • 話で心の温度を上げてから、指導に入る
  • 学科教習も路上教習も対話を大切にしている(一方的に教えるのではなく、双方向)
  • 他の教官の先生の面白い一面を話してくる(教官への見方が変わり、親近感が生まれます)

というところですね。

 

怖そうに見える教官が実はお茶目なところがあると言われれば、少し体が緩みます(笑)

自分が持つイメージも変わります。

不自然な持ち上げ方は逆効果ですけど、みんなで持ち上げあって、楽しい、明るい雰囲気を作っていくところは、生徒の心を開かせることになる良いことになるんだなと感じました。

これは、対人での関係性を保つ時やグループやコミュニティをを作っていく時にはとても大切ですよね。

体で経験したことは、潜在意識に入りやすいです。

自動車学校での記憶、思い出が、将来必要な時に引き出されて、きっと役に立つことと思います。

 

これで、自動車学校での話は以上になります。

ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

 

追伸

息子は2/19に入校し、おかげさまで3/5日に卒業しました。

ただ、4/2時点でまだ免許センターには行っておらず、免許証がくるのはもう少し先のことになりそうです。

 

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