【第7回】不登校 ストレスから解放される?気持ち的には楽になった高校時代

不登校 高校

 

母

この記事は【母】が書いています

 

さて、ここからは高校ですね。

前回の記事で、

楽しい思い出よりも辛い思い出の方が記憶に残る!

と書いたのですが、そういう意味では高校の記憶はあまりありません。

私は辛かった中学時代の記憶の方が鮮明ですし、中学時代の経験が私を成長させてくれたとも思っています。

 

息子は通信制高校を選びました。

「通信制高校生」という立場を得て、私も息子も日中でも堂々と外に出れるようになったところがあり、心が軽くなったのは事実です。

不登校の親子がこのように思ってしまう環境が嫌いだし、今後変わっていって欲しいし、私も地道に発信していきたいですね。

 

義務教育から離れ、ストレスが軽減する・・・

不登校のお子さんをお持ちのあなたなら、同じように感じるかもしれませんね。

通信制高校も自由である反面、自己を律することも必須になるので決して楽ではありませんよ。

でも、先生方の対応も不登校親子にとっては、とても優しい環境だったのは確か。

 

息子のケースはどうであったのか?

振り返り、落とし込んで行こうと思います。

 

【高校1年】義務教育から離れたことで、不登校からの解放の喜びを噛みしめた1年

中学を終えた解放感・・・

 

 

この時の気持ちは忘れることができません。

これは私だけの感覚なのでしょうか?

それともあなたも感じた、あるいはこれから感じるのでしょうか?

「義務教育」というのは、私にとっては自分が思っている以上に結構なストレスだったということですね。

ホッとした感覚、心が軽くなる感覚、これから頑張るぞ!という感覚、中学時代に比べると、希望に満ち溢れていたことを思い出します。

 

おそらく息子も多少は似たような感覚があったはず。

通信制とはいってもキャンパス登校ができるコースを選んでいて、1年の時はほぼ毎日登校していましたしね。

先生方も不登校の子どもの扱い方に慣れていて、無理強いすることは一切なかったですし、登校すればしたで絡んでコミュニケーションを取るような明るい雰囲気のキャンパスだったので、不登校の子ども達にとっては望ましい環境でした。

学校の場所が市の中心部にあったこともあり、帰りは友人達と街中で遊んでくることも多く、高校生らしいことも経験できたように感じています。

 

ですから、高校1年の時は、

「勉強なんてどうでもいいから今までの分を楽しんで〜!」

という気分でした。

 

【高校2年】進路に悩み始める時期。カウンセリングドクターに大学受験を繰り返し勧められる

さて、自由に過ごした1年を過ぎ高校2年に入ります。

この頃から息子も進路のことで悩むことが増えてきたように思います。

母親である私は「大学に行った方がいい!」と思ってはいましたが、決めるのは息子自身です。

ただ、親子というのは距離が近すぎるせいか、お互いの思いを伝え合うのはとても難しいですね。

特に、息子と父親の場合は(汗)

 

ここで大きな役割を果たしてくれたのがカウンセリングドクターであり、カテキョーくんでした。

2人とも息子には大学進学を勧めていたという点では共通していて、カウンセリングドクターは先生的役割で、カテキョーくんは些細なことも相談できる良きお兄さん的役割で、息子をサポートしてくれていました。

「カウンセリングドクターにこう言われました。」

「僕はこう思うんですけど・・・」

とカテキョーくんには心の内を相談することが多かったかな?

 

息子は、

「◯◯くんは大学に行った方がいい。絶対大学を楽しいと思えるタイプだから。」

「入ってみればわかる!」

と2人には強く強く言われていたんですよね。

第三者からの客観的な視点からのアドバイスなので、そうである可能性も高い。

ただ、息子にとってまだ大学は未知の世界であり、体感ができていない世界です。

大学がどういう空気感を持つところなのか、わからなくて当然です。

この時の息子は、大学を中学、高校の延長線上と考えていたのかもしれないし、講義時間は90分と拘束される時間が長くなることに、

「大丈夫だろうか・・・」

「やって行けるだろうか・・・」

仮に、大学に入学できたとして、

「自分は通うことができるのか・・・」

という思いはあったと思います。

 

話を聞いて「向いてる」と言われても信じられない気持ちは、なんとなくわかるような気がしました。

 

 

でも、そうやってグズグズしている間にも時はどんどん過ぎていきます・・・

カウンセリングドクターは受験に向けての準備の期間を逆算して、タイムリミットは高校2年の秋と設定していました。

そして、カウンセリングの度に「覚悟を決めろ!」と繰り返し繰り返し促されていました。

私の記憶に鮮明にすり混まれているくらいですから、どれだけ繰り返し言われたかがわかるかと思います。

専門家から見た意見、第三者の意見というのは的確ということはよくあることですが、あれだけ強く勧めるには相当な理由と自信があったのでしょうね。

私があの立場だったらどうだったか?

と考えるとおそらく押し切れていませんし、中途半端の母性が顔を出し、

「あなたの好きな道を進みなさい」

と言っていたかもしれません。

 

そうなっていたとすると、息子の人生はまた違うものになっていたんですよね。

ですから、

この子にはこれが必要!というのが見えているときは、迷わず背中を押すことも重要なんだ・・

ということを私は学びました。

うるさい、しつこいと言われようが、貫き通す姿勢も必要なときがある。

私にはこの姿勢が欠けていましたね。

 

カテキョーくんにも、

「◯◯くんは大学を面白いと思うはず」

「大学に行った方がいい」

と言われていて、息子の心は次第に大学受験で固まることになります。

 

息子も相当悩んだと思いますが、この悩んだことは息子の人生にとってはきっとプラスになったはずです。

普通に高校に通う子供達の中には

「取り敢えず大学に入ってからその後のことは考える」

という子も多いと思うんですよね。

 

不登校の子がみんなそうとは言いませんが、

息子に限って言えば、より真剣に将来のことに向き合っていたと言えるのではないか?

と私には思えるところがあったので、その機会は貴重だったのではないかと今では思っています。

 

つまり、息子は大学を就職のための場つなぎとは考えてはいなかったということです。

これは同じ通信制高校に通っていた息子の友達も同じで、大学卒業→会社に就職するというルートを考えられないという友達が多かったので、これはもしかしたら、不登校の子供の傾向なのかもしれませんね。

 

会社勤めが嫌な息子は、大学から大学院に行って臨床心理士になると決めました。

息子の場合は、不登校だったからハッキリとした職種を決めることができたと私は思っています

 

 

会社に就職するという選択肢を消すことは、親としては不安がとても大きくなります。

「将来どうなるんだろう???」

と息子が悩んでいる時の私は息子の明るい未来が描けなくなるんですよね。

 

ただ、信じて欲しいです。

どんなに暗くても、一歩歩みさえすれば何らかの光は見えるもの。

お子さんの将来を信じる勇気を持っていただきたい!

ということは強くお伝えします。

 

【高校3年】大学受験に向けて走り始める。カテキョーくんと二人三脚の日々

さて、息子は臨床心理士になるための大学受験を決め、いよいよ受験勉強を本格化させました。

そして、カテキョーくんの指導以外にも、代◯ミのオンライン講座も塾で受けることになったのです。

これはカテキョーくんの勧めだったのかな?

息子から塾に行くなんてことはとてもとても考えられないので(汗)

 

 

実は、カテキョーくんも代◯ミに通っていた経験があって、そのその代◯ミの指導スタイルをさらにわかりやすく、噛み砕き、丁寧に教える、これがカテキョーくんの指導スタイルだったそうです。

これは後から聞いた話なのですが、カテキョーくんにはモデルとするスタイルがあったということですね。

代◯ミが本家、カテキョーくんが分家なんだそうですよ(笑)

「うまいこと言うなぁ」

「でも、わかりやすい!」

と、これも記憶に残っています。

 

私がここで何が言いたいかと言うと、カテキョーくんが代◯ミを勧めた理由なんですね。

息子はそれまでカテキョーくんを信頼し、分家の指導だけを受けてきました。

そして、勉強に慣れてきた頃に、

本家の指導に触れることで、より息子の感覚が高まるのではないか?

と代◯ミに行くことを提案してくれたのです。

私が「そうか!」と思ったのは、この視点」です。

 

同じことを教わるにしても、教える先生の切り口、角度によって、新たな気づきがあったり、ストンと腑に落ちるということがあったり、より理解が深まるという経験があるもの。

あなたにもそのような経験があるのではないですか?

 

 

結果として、代◯ミの講義は難易度も高く、ボリュームも多くて、息子は全部をこなすことはできなかったんですよ。

(当時の私は「勿体無いことをしたな」と思ったものです^^;)

実際、このように思う方が多くないですかね???

 

でも、それは違います。

大事なのは息子が何を吸収したか?です。

そこで一つでも吸収できたものがあれば、それで元は取れているんですね。

 

「そう考えるんだ・・・」

「そう分解するんだ」

学校やカテキョーくんにはない新たな切り口を、体感覚として得ていたと思います。

「感動した!」

という言葉も使っていましたね。

 

オンライン講座をコンプリートして満足するのも悪いと言いません。

ただ、コンプリートして合格できました!だけでは、勿体無い。

  • 自分がグイッと引き込まれたものはなに?
  • 内容を忘れずに記憶できたのはなぜ?
  • どんな教え方をされると自分はやる気が出た?

自分の感情が動いたところには、それを活かすためのエッセンスが隠されています。

こうしたところを拾っておけば、将来の自分の成長に活かせるようになりますね。

 

実際、このような視界が開けるような高い感覚を息子は得られたようです。

その感覚が講義の内容とセットで記憶に残ってもいるようですよ。

 

高校3年次は、文字通りの受験生でした。

遅れていた分も取り返す必要にも迫られました(汗)

「ちゃんと学校に行っていればこんな思いをしなくて済んだのに・・・」

と意地悪なことも口走ってしまったこともありましたが、息子は一切言い訳をせず、自分で勉強の遅れを埋めて行きましたね。

我が息子ながら、自分で選んだ不登校、自分で責任を取る!ことをしたのは偉いな、と思います。

 

と聞こえが良いことを言っていますが、現実はなかなかうまくいった訳では決してありません。

落ちては受験、落ちては受験、を繰り返して、合格を決めたのは3月の下旬のことでしたから。

親子で、精神的にも、お金的にも、相当エネルギーを使いましたよ(苦笑)

 

当時は本当に親子で気持ちが余裕もなく、必死でしたね。

 

不登校の高校生のお子さんをお持ちのあなたに私が伝えたいこと

あなたのお子さんも私の息子と同じように通信制高校に通っているかもしれませんし、もしかしたら、休学しているかもしれませんし、退学をしてしまっているのかもしれません。

親としては、辛い選択を受け入れないといけない時もあり、「その選択はどうか?」と思えることもありますよね。

でも、この辛い選択でさえ、お子さんにとっては将来に繋がる大事な選択と私は思っています。

 

あなたが辛いと感じるということは、自分が望まないことが起きているから辛いんですよね?

では、

  • 子どもが学校に行ったら嬉しいですか?
  • 子どもが休学せずにいたら嬉しいですか?
  • 子どもが退学しなかったら嬉しいですか?

はい、嬉しい♡

 

でも、少しだけ言わせてくださいね。

このケースですが、

「子どもがこうであったら嬉しい」

という条件付きになっているということに気づいています?

  • 子どもが学校に行ったら嬉しい!
  • 子どもが学校に行かないから辛い!

ということですよね。

おもちゃを買ってもらえたら嬉しいし、おもちゃを買ってもらえないと駄々をこねる。

例えは幼稚ですが、似ています(笑)

 

駄々をこねても買ってもらえないのがわかれば、子供は自然と自分で自分の機嫌を取る。

そして、また前と同じように母親に懐くようになる。

 

私たち母親もこの子供の態度に倣ったらいいのでは?と私は思いましたね。

自分の思いばかりを言い続ける駄々っ子を、あなたはどう思います?

ちょっと考えてみてください。

 

私は何年も「息子に学校に行って欲しい」と思っていた厄介な駄々っ子でした。

周りもいい加減嫌になるだろうし、私自身も孤立もしていきます。

 

「子供のことを思って苦しんでいる」のは確かなのですが、

「自分の思いを通すことに固執して苦しんでいる」

というエゴも隠れているのです。

勘の言い方は「ハッ」とするでしょう!

 

認めることは辛いですが、自分のエゴに気づくことが必要なのではないでしょうか?

 

自分の思いとは違う選択をする子供。

確かにその選択が間違っていたと子供自身が将来思う時もあるでしょう。

でも、それはその選択をしたからこそ気付ける貴重な経験です。

「あの時私はこうしたかったのに、お父さん、お母さんがこう言うから・・・」

という選択をしていては得られないんですよね。

 

子どもの進路に限らず、私たちの一つ一つの選択も将来に繋がっていっています。

  • 子どもが将来困らないように、自分の思いを持ち続けるのも一つの選択
  • 子どもが選択できるまでに成長したんだなと思って、子どもが選んだ道でできることを応援するのも一つの選択

私たち親の選択も子供たちに大きく影響を与えていることを忘れてはいけないと思います。

子供に対して演技をする必要はありませんが、

「子供が自分を見てどう思うか?」

という意識はあっても良いのかな?

子供が誇らしく思う親の在り方でありたくはないですか?

 

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