この記事は【母】が書いております
息子が不登校になってから感じていることの一つに、いかに自分の思い込みや考えのフィルターを外してものを見ることが難しいか?ということがあります。
昔は自分の思い込みに疑いを持っていなかったから難しいも何もなかったのですが、今は自分の思い込みが邪魔と感じることも時々あって、
「もっとフラットにものを見れたら、自分の世界が広がるのになぁ。」
と思わされます。
決して、自分の考えを持つのが悪いと言っているのではないんですよ。
ただ、あまりに自分の考えに固執してしまうと、他の良いものを遮断してしまう可能性もあって、それが勿体ないと思えることもあるということ。
そんな風に思うようになっています。
心の中で、
「それ、絶対ないわ!」
という思うものであっても、
「もしかしたら良いところもあるかもしれない。」
と思ってみることが私には必要なんですね。
苦手、嫌いという感覚はあっても、良いところをみる意識で見れば取り入れる要素も見えてくる。
自分の考えをアップデートして、次元を上げていけばいいのかな、という風に考えています。
つまり、自分の考えに固執してしまう傾向が強いというのが私の課題ということ。
その気付きをくれるのが息子でもあり、自分とタイプの違う友人だったり、旅行だったりというわけですね。
自分の常識が相手の常識であることはありません。
自分が正しさを主張すればするほど、「あなたが間違っていますよ」と言っていることにもなるんですよね。
相手が間違っていると思ってしまうことの方が問題で💦、「自分が間違っていないだろうか」と考える方が自分の成長にも繋がるし、相手を理解することにも繋がると思うのです。
とは言っても、
自分の古い考えを一気に変えることは相当エネルギーがいるキツイですね。
ですから、否定はしないでアップデートする。
そうすれば必要のないものは自然と排除されていくのではなかろうかと・・・。
はい、何が言いたいかというと、
私にとって息子の世界を観ることは、自分の世界を広げる絶好の機会でもあるということです。
昨年の年末には、その息子の世界観の一つを観るためにあるライブにお供しました😅
↑
というか、連れて行かれされて往復の交通費とチケット代を払わされたという・・・ね!😂
ただ、私にとっては学びの多いライブで、また価値観、世界観が覆されたので、行ってみないとわからない!というのはこういうことですね。。。
今回はそのライブから感じたことをお伝えしていきます。
息子に連れて行かれたのは【西島 梢さん】の【Home sweet home】
変わり者の息子・・・
長く私の文章を読んでくださっている方は、よくご存知のはずです。
「人と同じことをしたくない」
というのが、息子の良い部分でもあり、負となる部分でもあり、表裏一体なところです。
音楽、芸能関係の好みでもそう。
息子はアイドル系には一切興味を示さないんですよね。。。
今回、息子に連れて行かれたのは【西島 梢さん】のライブでした。
西島梢さん、ご存知の方いらっしゃるでしょうか?
もしかしたら、「ナナムジカ」のボーカルと言えば、わかる方もいらっしゃるかもしれません。
こちらのCMです。
息子は西島さんの独特な声に魅了されたようです。
車の中でも流しているので、私もナナムジカの曲を自然と覚えた感じなのですが、耳に残る印象の強い曲調のものが多いです。
息子が魅かれるのもわかる!と妙に納得したんですね。
今回のライブは30名も入ればぎゅうぎゅうな感じのカフェバーで行われました。
「えっ?ライブってこんな感じなの?」
私の思い込みの発動です💦
私がこれまでに行ったライブと言えば、海外のアーティストやゆずといった大規模なものばかりだったので、ライブのイメージはそうした大規模なものでして、
ですから、
「えっ?ここでやるの?」
というのが私の正直な思いでした(西島さん、ごめんなさい)
でもね、
西島さんの思いに触れるうちに、
「本当に大切なもの」
というのを教えられました。
今回のコンセプトは、
自宅にお招きするような感じでライブを楽しんでいただく、
というもの。
心温まるコンセプトです。
なんか、手を伸ばせば届きそうなくらいの近距離で歌ってくれているので、まるで、カラオケルームで独占して聴いているような贅沢な感覚。
ホームライブならではのシーンもあって、私の笑いのツボも突かれ、心の中で一人笑っていました😅
そんなシーンをちょっと紹介。
「ちょっと失礼します」な感じの登場
西島さんの登場はお客様の後ろからだったのですが、その日の会場はこんな感じでした。
(紅茶が美味しいらしいですよ😊)
私はバーカンターの方から回ってくるのかな?と想像。
ところが、
「ちょっと失礼します〜」
とこんな感じで、私の横をすり抜けていきました。
「ここを通るんだ😂」
と笑えるのは私くらいか(笑)
主役の控え場所は・・・まさか(笑)
前半の部と後半の部の間には20分の休憩時間があり、その前半の部が終わった時、西島さんが、
「これから20分の休憩に入りますね」
と言い退場しました。
私はその間、息子と話をしながら、食事をしたり、飲み物を飲んだり。
そして、後半に備えてお手洗いに行こうと向かったのです。
お手洗いはお店の入り口付近にあったのですが、なんと、
「お手洗いの近くの階段に、西島さん、座ってる😅」
私はてっきり、控室で休憩しているものだと・・・
またまた思い込みの発動💦
主役であるはずに西島さんが階段に座っている姿が、とても可愛いらしくて😊
加えて、お客様に、
「今、空いてますよ^^」
と教えてくれていたりもして、
これが私にとっては結構なツボでした😊
「西島さん大好き!」になる一面でしたね(笑)
西島さんからいただいた「心温まる想い」
今回のライブは、息子に、
「絶対良いから!」
「お母さん、絶対こういうの好きだから!」
と半ば強引に連れて行かれたもの。
実際は、とても感動的でしたし、アットホーム感は私が好きなものでしたし、至近距離で歌を聴けるというのは、何よりも贅沢な時間でした。
そして、涙を誘うシーンがありまして・・・
「ソロで活動するようになってすごく心細かった・・・」
「でも、こうして見つけて来て下さる方々がいて・・・」
とライブの途中で涙ながらに話されていて、私もジーーン😢
そうなんですよね。
人の心に響くのは、人の支え、人の温かみ、と言った「想い」なんですよね。
どんな経歴があるとか、どんな肩書きがあるとか、そーいうのは抜きにしたもの、「心」なのです。
でもね、私が思ったのは、
「西島さんが私たちの方に降りてきてくれたんだよね」
「こんな近くで聴ける、話せる機会を作ってくれてありがとう」
という気持ち。
相当、息子も励まされて来たのだろうと思います。
息子が西島さんに共鳴したのは歌や曲ばかりではなく、西島さんの心だったのかもしれません。
歌も素晴らしかったけど、西島さんの心に触れることができたのが一番良かったです。
これは少人数のライブならではこそ、ですよね。
目の前の方を大切にしていく姿勢は、相手の心を動かします。。。
(私もそう在ろう!と思います)
西島さんは、不登校の子供にも理解を示してくれる方のように私は感じましたね。
息子はライブが終わった瞬間から「次のライブはいつかなぁ」と心待ちにしていて、今も私の部屋に来て「次はいつかなぁ」と行って出ていきましたっけ(笑)
次回のライブも親子で行く予定です。
東京近郊にお住まいの方は一緒にいかがですか?
ぜひぜひ!!
【追記】
小学校6年間「辞めたい!」の一言が言えなくて、嫌々習っていたピアノ・・・
今思うこと
「真面目にやっておけば良かったーーー😭」
ライブでのピアノ演奏を聴いてそう思いました。
好きじゃなかったから、今は全く弾けません💦
その時は嫌でも、後々後悔することもありますね(苦笑)
今取り組んでいることは、嫌でも真剣にやろうと思いました!!!(決意)
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