不登校だと友達ができにくい?息子の友達は確かに少ない、でも・・・

不登校 母親として思うこと

 

母

この記事は【母】が書いております

 

この記事では、息子から振られた内容について書いていきますね。

その振られた内容というのは息子の友達関係のことです。

 

 

不登校だと家にいることになるので、必然的に人と会う機会は少なくなります。

親は勉強だけでなく、人とのつながりに関しても悩みを抱えてしまうんですよね。

息子の記事を読んで

「あっ!これも伝えたいことだったな」

と引き出された感じでしたので(笑)、

この記事では友達との付き合い方について私が思うことをお伝えしていこうと思います。

 

不登校の子どもの友達付き合いの実態は?息子の場合はこうです。

息子の友達は本当に個性的な子が多いですね。

理不尽に思えることに対しては、たとえ相手が年長者であれ自ら意見、主張する強さを持っています。

確かに、息子が言う通り、面倒くさい息子でも付き合ってくれる人が残っているのかもしれません。

だから、息子が不登校だろうがなんだろうが関係なく付き合ってくれるんですね。

息子の仲良くしている子は、息子が不登校でも一切気にしないし、「学校きたら?」とも言わないし、息子が休んでいようがお構いなし。

我が家にも普通に遊びにきていました。

確かに、面白い光景ではあると思います。

でも親としては偏見なく付き合ってくれるのは嬉しいです。

ちなみに、私が知っている同級生の息子の友達を紹介すると、

  • 幼稚園からの幼なじみのA君(早くも16年のお付き合い)
  • 中学の時フリースクールで出会ったN君
  • 高校で出会い、今は同じ大学に通うO君
  • 大学で知り合ったK君とT君

この5人です。

この中で、今後も続いていくんだろうな?という子は、A君1人のような気もしています。

息子の友達は1人!!

 

この状態にあなたは心配になりますか?

 

個々人で捉え方は違いますが、私はA君に出会えて本当に良かった、A君がいてくれたらそれでいい、と思っているんですよ。

友達?とは言えないかもしれないけど、息子には20代〜80代まで(笑)相談できる大人がたくさんいますし、友達の数だけでコミュニケーション云々は語れないと思っているので。

学校での評価というのは、学校という中だけでの評価であってとても狭いものです。

学校で指摘されると親は動揺しがちですが、その感覚こそ疑うべき。

同級生、同世代の人とうまくやっていけるかだけが、コミュニケーションではありませんからね。

確かにね、

人によっては1人でいることが好きな子もいるのに、学校ではそれは注意されることになるんですよね。

これは私も経験があります(笑)

「友達の輪に入れないようです。」って、通信表に書かれたことがありました。

私からすれば、「入れない」のではなくて「入りたくない」んですけどね。

注意されるから!と、大人のアドバイスに従って無理して輪に入ることもあったけど、それは逆に苦痛でしかありません(笑)

ですから、息子と私は持っている要素が似ているのかもしれませんね。

我慢して付き合いしてきたのが私で、自然体にしているのが息子。

この違いです。

 

自分にとって心地よい友達というのは必ず存在するものです。

たった1人でいいから、心を許しあえる友達がいれば良いのではないでしょうか?

その方が心豊かに生きられると私も思うようになりました。

 

時代の流れに即した見方をすることも子どもを理解するのには必要

それからもう一つ、息子の交友関係についての記事を読んだ時、私はハッとしたことがあったので、そのことについても書いておきます。

それは、

「親は、世代間の違いを受け入れる必要がある」

ということ。

なかなか受け入れ難いと感じる方もいらっしゃるのかもしれないのですが、私たちは古い価値観を捨てる必要もあるのではないでしょうか?

誤解しないでいただきたいのですが、全ての価値観を捨てるのではなく、時代にそぐわなくなった価値観を捨てるということですね。

 

この記事を読んでいる方はほとんどが昭和の生まれだと思います。

ここでちょっと質問しますが、昭和と今、比較してどうでしょう?

同じではないですよね?

時代は変化、進歩してきているので、昭和のやり方をそのまま今に利用するのは無理な部分もあります。

昭和を否定している訳ではありませんよ。

昭和には昭和の良さがあり、令和となった今には今の良さがあります。

どちらか一方を大切にするということではなく、時代に合わせて良い感じに融合させていく柔軟性も必要ではないかということです。

 

わかりやすくするために、私の学生時代の話を紹介しますね。

私は両親、祖父母と同居していました。

祖父母は明治生まれ、両親は昭和10年前後の生まれです。

主人の家庭や友人の家庭と比較しても、かなり躾は厳しい方だったかな?と振り返っております。

まあ、子供の意志はほとんど通らず、両親、祖父母の言う通りにする生活です。

通らないから、諦めて従っていた感じですね。

今でも覚えてるのは、そう、ここで話題にしている友達関係のことなのです。

私がどういう人と友人関係を結んでいるのか心配しているのはわかっていたつもりです。

ただ、友人に対し、好ましくない言い方をされたこともあり、悲しくなったこともありました。

 

ハッキリ書きましょうか(笑)

「そんな奴とは付き合うな!」

と言われたことをしっかりと覚えています(汗)

 

私は言い返すこともできず、

「そんなことを言うあんたの方が、人としてどうよ!」

と心の中で思っていましたけどね。

 

この経験が息子の記事を読んで蘇ってきたんですよね。

時代が変わっても親がすることは同じ?

親は昔の感覚、自分が育ってきた価値観で子どもを心配している。

その価値観というのは私であれば昭和後期の価値観であり、両親にとっては昭和初期の価値観、祖父母にとっては、明治大正時代の価値観です。

ここにズレが生じるのです。

 

子供のことを心配するなら自分の価値観だけではなく、今の子供たちの持つ価値観に歩み寄る必要があると私は思っています。

今の若い子たちにとって、LINE、ツイッター、インスタグラムなどのSNSを利用して友人を作ることは、普通すぎるくらいに普通のことかもしれません。

「そんなことは危険!」

と反射的に思うのは、昭和の世代の価値観があるからです。

この親の一方的な価値観で否定をしてしまったら、親子関係が悪くなるのは目に見えています。

子供のことが本気で心配なら、そのことについて調べればいい、本当に危険なのか自ら使って調べてみればいい。

一旦自分の価値観は脇に置いて(ここはグッと耐えてね)、子供の価値観に合わせて話をすればコミュニケーションはスムーズなはずです。

 

【結論】友達は自分と相手との相性で決まる。ご縁なので不登校とは関係なし

ここまで書いてきて、不登校だから友達ができない!というのは関係ないかな、というのが私の結論です。

逆に言えば、不登校だからわかりやすいとも言えるような気がします。

学校に来ないから付き合いがなくなった・・というのは、所詮その程度の友達であり、不登校でも付き合ってくれる友達は、学校云々関係なく、人として好きだから付き合ってくれている。

それは私たち親でも同じです。

日本人は大衆に入っていることに安心するところがありますから、あなたが不登校の母親になったことで距離をとるような方は、表面上のお付き合いにすぎないということ。

あなたのことを好きな友達は、お子さんが不登校でも変わらず同じように接してくれているのではないで消化?

友達作りもご縁です。

無理して作っても、自分と合わなければやっぱりその関係は継続しないんですよね。

そのためには、自分の感覚を大切にすることです。

合わせることに慣れてしまっていると、その感覚は鈍ってきます。

素直な感情を大切に観察することもこれからの時代に必要なことのように思います。

世間体を気にするのではなく、自分の心の感覚を大切にすること。

あなたも意識してみてはいかがでしょうか?

 

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