この記事は【母】が書いております
息子の不登校を小学校時代から現在までを【第0話】から【第8話】として振り返って来ました。
ちょっとここで整理しますね。
【不登校母の告白 第0話】不登校だった息子が大学生になったから今だからこそ伝えられること
【不登校母の告白 第1話】小学校編〜ある日突然、不登校は始まるの?!
【不登校母の告白 第2話】中学1年〜最大の暗黒の闇の時。最悪は最良へと変わる
【不登校母の告白 第3話】中学2年〜学校には絶対行かないと行っていた息子が自ら登校する???
【不登校母の告白 第4話】中学3年〜学んだことは相手をしっかり観るということ
【不登校母の告白 第5話】「カテキョーくん」こと家庭教師の方との出会い〜不登校児と家庭教師との勉強法とは?
【不登校母の告白 第6話】不登校は中学生の時が一番キツかったが、一番記憶にあり
【不登校母の告白 第7話】不登校からのストレスから解放される?気持ち的には楽になった高校時代
【不登校母の告白 第8話】不登校から大学進学へ。変化し続ける日々
このような感じです。
今後は、大学3年以降の息子の様子を現在進行形でお伝えすることもあるし、息子やカテキョーくんの記事も交えながら不登校に関する考察も深めていくことになると思います。
息子は現在のところ、親の私が羨ましいなぁと思うくらいに、良い方々に囲まれ、支えられ、そして、自分の生きたいように生きています。
今は自分の心の声にしたがって生きている息子ですが、それは支えて応援をしてくださる方がいたからですよね。
でも、実際には、
「子どもが学校にいけないのは親の責任だ!」
などと、不登校の子どもをもつ親御さんを責める方の方がも多いのかもしれませんよね。
不登校の子どもを持つ親なら、ほぼ100%経験しているのではないかなというのが私の予想です(汗)
これ、腹ただしいですよね???(笑)
「あんた、不登校の子どもを持ったことあるの?」
「何がわかるの!?」
と私は激しく心の中で思っておりました。
でもね、私の経験上、相手のことを考えることができる方や深みのある人生経験のある方は、決してこのような言葉は吐くことはなかったですよ。
人の見極めというと言葉は悪いかもしれませんが、「親の責任」という言葉を使う方は少なくとも不登校の親子の気持ちを真剣に考えていないですね。
だから私の中では
「わからない人なんだな・・・」
「話をしても今はこじれるだけだな・・・」
と、そのような方は一旦スルーということをできるようになっていったのです。
ですから、イライラすることも少なくなったんですね。
子どもが学校に行ってくれないこと、人から責められること、こうした自分の思い通りに行かない経験は、自分自身の成長を促してくれます。
不登校の解決は自分の成長にかかっている。
これが本質だと私は思っています。
自分が成長できてくると、不登校の理解がない方に対しても、
「ちょっと待ってよ」
「不登校って、そういう問題じゃないんだよ」
と自分の意見を普通に話せることができるようになるし、そのことで一旦距離を置いた方とも関係が改善することもあるんですね。
ですので、あくまでも「一旦」です。
私にとっては、息子の不登校を語るのに人との関係は外せません。
不登校になったことで、息子は不登校という陰の部分ではなく、息子の中にある光の部分を見てくれた方々と出会えました。
いえ、出会っただけではなく、おそらく今後も付き合いが続いていくのでしょうね。
息子自身も人生をかけてお付き合いをしていきたいと思っていると思います。
どんな困難な状況でも、人を動かすのは人なんですよね。。。
その子をどう見るかによって、その子の人生すら変わっていくんですよ。
不登校だからこそ、どう見てあげるかが本当に大切ということを私は学びました。
この記事では、息子に影響を与えた方々の共通点はどんなことか、子どもをどう見たら自立する未来をイメージできるのか、そして私が望む未来像について書いてみたいと思います。
不登校である息子に影響を与えた方々の共通点
息子が不登校で困難に直面し乗り越えてきた過程には、必ず人との出会いがありました。
その方々の共通点を考えてみると、
- 否定をしなかった
- 話を聞いてくれた
- 偏見の目で人を見なかった
- 良いところを応援してくれた
- 個性と思えるところをきちんと伝えてくれた
ですね。
ただですね、
息子に限らずですが、見せかけの態度で上記のことをしても、不登校の子供は見抜くことが多いかもしれません。
不登校の子供は、感受性も強く、洞察力もあって本当に鋭いので、大人の嘘はあっさりと見抜く子が多いように私は感じています(汗)
それと、
「聴く」というのが意外と難しいものでして、意見を言いたくて話を遮ってしまったり、イラッとしながら頑張って黙っているということもあるんですよね。
「その気持ちを我慢して、子どもの話を聴かないといけないの?」
と思ってしまう方もいらしゃるかもしれないのですが、否定しない、話を聴く、というのは、我慢して話を聴くということではなくて、その子がどんなことを考えているかなどを一通り把握するためです。
パズルのピースを全部集めると言ったらなんとなくわかります?
ですから、親は感情を一旦脇に置くことが必要かと思います(汗)
話に耳を傾けていると、意外な我が子の発見もあるし、何より子供からの信頼が高まってきます。
厳しいことを言うのはこの段階になってからです。
決して、子供の言いなりということではありませんよ。
光を与えられた不登校の子供は、その後どうなると考えますか?
人の温かい心に触れた子供というのは、その後の人生で、人に温かさを与えることができるようになるのではないか?
私はそのように想像していますし、そうあって欲しいと願っています。
だから、今度は息子が与える立場になっていってもらえたら嬉しい。
このブログがその一つになればとも思っているのです。
息子は11年間不登校でした。
不登校の経験者である息子だから書けること、あるいは、不登校と言われた期間を終えたからこそお伝えできることもあると思います。
こうした生の声を届けることができるのは経験者の特権。
私は私で、不登校を終了したことで、より客観的に学校や教育をみれるようになったというのを感じていますしね。
日本の教育は不登校の子供にはまだまだ冷たいですけど、不登校にどう向き合うかで、親も子も変わっていけるとは私は思っているのです。
そして、親子の生き方が変われば、その明るい空気感が周りに伝わるとも思っています。
私たち親子に影響を与えてくれたくれた方が私たち親子に明るさをもたらしてくれたように、今度は私たちが明るさを分け与えられたら嬉しいなと思っていて、明るさ、光のバトンリレーをしたい気持ちでいるのです。
その光のバトンがどんどん渡されて生き方が変わる親子が増えて、
不登校の親子が生きやすい世の中になって、
良い循環が生まれて・・・
そして、教育も時代に沿うようなものになったらいいなというのが、私の妄想。
不登校の子供たちの多くは、自宅で過ごしてしまうことがほとんどですよね?
まだまだそうせざるを得ない環境が現状だと思います。
これでは、不登校の子供の持つ才能を埋もれさせてしまうことにも繋がるし、これは日本の損失にも繋がってしまう。
私は真剣にそう考えています。
不登校ということは人とは違った何かを持っている子たちとも言えて、将来、日本に新しい風を吹き込むようなことをするかもしれない子たちです。
むしろそれを引き出す環境が必要なんじゃないのかなぁってね。
この願いは割と本気(笑)
そういう世の中であって欲しい!
と願っています。
だから、その手段の一つが今後続けていくこのブログとも思っているんですね。
あなたはあなたのお子さんの未来をどのようにイメージしていますか?
さて、ここでです。
あなたはお子さんの未来をどう想像していますか?
どうあって欲しいと想像しますか?
ネガティブなことは想像したくないですよね?
でも、不登校に目を奪われすぎるとネガティブなイメージ像も出てきてしまうこともあると思います。
良くしたいと思う=不登校をなんとかする
ですから。
私はここで視点の切り替えを良く使っていました。
どういうことかというと、
不登校をなんとかする!というのは、現在をなんとかして未来を良くする、
ということですよね?
つまり、現在に視点があるわけです。
良いでしょうか?
この視点を現在ではなく、未来から見てみることをしてみてください。
10年後、20年後、どんなお子さんになっていたら、あなたは嬉しいでしょうか?
コツは産まれた時のことを思い出すことでしょうか?
お子さんが生まれた時って、嬉しくて、可愛くて、お子さんの明るい未来を想像したりしませんでした?
私は明るい未来しか想像できなかったんですけど、これは私だけではないですよね?
私は今でも原点に戻って、その時の気持ちを思い出しながら、息子の姿を想像することをしています。
そう考えてイメージしたとき、
「不登校で悩んでいる場合じゃないな」
と私は思えたんですよ。
不登校だからこうなってしまった・・・
とは絶対言いたくなかったし、人生という長いスパンで見たら、学校も、就職も、結婚も、趣味も、その後の勉強も、人生のピースの一つなんですよ。
未来から現在をみると、見渡している感じあるので、考えも広がるような体感を得ることができると思います。
その感覚を持ちながら、そのイメージを現実にするために今できることをやってみるというのも一つの方法です。
私の試した方法が全ての方に合うとは限りませんが、心が動いた方が試してみてくださいね。
最後に私が伝えたいこと・・・
ここまで読み進めて下さって、あなたは何か感じるものがあったでしょうか?
明確に言葉にできなくても、前進するきっかけになったら嬉しいです。
昭和的な生き方をずっとしてきた私が、息子の不登校に遭遇することで、人生観、価値観を根こそぎ変えざるを得ない状況に陥入りました。
私も悩み苦しみましたが、今ではこうして、不登校の捉え方、向き合い方を発信しているんですよね。
もし少しでもあなたのお役に立てているのなら、私が悩んだことは、同じ悩みを持つ方のお役立ちになるということです。
今後はですね、教育の考え方、勉強の仕方、日本の教育の問題点などなども発信したいなと思っています。
不登校になったことで学校に通っていたら無視しているだろう様々な情報にも触れましたし、今では教育に関する考えがすっかり変わってしまいましたので(笑)
私は復学させられなかった母親ですので、
「私はこうして不登校を解決しました!」
ということは伝えられません。
でも、復学させられなかったから、不登校の捉え方を何度も転びながら磨くことができました。
教育というものを人生に活かすように長いスパンで観る必要性も感じたし、高校までの教育がこうであったらいいのに・・・という考えが出てきているのも不登校のおかげです。
今私がこうやってまたブログを再開しているのは、私の中で新たに伝えたいことや不登校の子供の環境を良くする思いや衝動が湧き上がってきたからなんですよね。
息子が大学に進学し、先生との出会いで人生観に変化が起き、それに伴って私も変化したというのも大きな要因です。
そのタイミングが平成〜令和に変わる時というのも、何か意味があるような気がしました。
私が今後こうなったらいいなぁとイメージしていることを言語化してみると、
- 私が不登校で得た考えを伝えることで、同じように不登校で悩むお母さん方の考え方の引き出しを増やすお手伝いをしてみる
- そのことでお母さん方の意識が変わって、お子さんの不登校に対する接し方が変わる
- お母さんの接し方が変わることでお子さんの心の扉が開き、お子さんの才能や個性が開花し始める
- お子さんが自分の才能を発揮できる場で生きるようになる
- お母さん自身も以前の自分とは違う人生観になって、学校に囚われない生活をすることができるようになる
- 学校に囚われない考えの方がどんどん増えることで、不登校の親子が生きやすくなる環境が広がる
- 世の中に良い循環を起きるようになる
- 良い循環が起きることで不登校の子供も過ごせるような教育の環境の場が整う
こんな感じですね。
まぁ、これはあくまで私の思うことなので、「ひとり言を言ってるな〜」くらいに思ってください。
あなたにはあなたなりのビジョンがあると思いますし、学校と違って正解なんてありませんので。
今までの息子の不登校の経緯を改めて振り返ったことで、私はこうしたところに行き着きました。
これは現在の気持ちとして書いておこうと思います。
あくまで現在の気持ちなので今後変化するかもしれません(笑)
でも、変化するときは「進化」でありたいと思っております。
では、では、ここまで私の振り返りにお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
私のブログを書く目的をほんの少しでも理解していただけたら嬉しいです。
なんか、まとめの挨拶を書くとこれで終わりのように感じてしまいますね(笑)
いえ、これからが本番ですので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
では、また!!です。
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