今私が学生に戻るなら〜私が意識したい授業の受け方

不登校 勉強

 

母

この記事は【母】が書いています

 

私は息子が不登校になってからというもの、学校教育そのものに大きく疑問を持つようになりました。

このことは、私のこれまでの発信に触れている方ならよく分かるかと思います。

そして、コロナが起こり、授業ができないという状況に追い込まれ、オンライン化の必要性が叫ばれるようになりました。

現在、学校においては、以前のような日常を取り戻しているようですね。

若い友人のお話を聞くと、夏休み頃までは学習ペースの速度を上げていたようだけど、今は普通になっていると言います。

授業が滞りなく進むのはとても喜ばしいと思う反面、私は数ヶ月前の危機感はどうなってしまうのだろう?このまま「あー、戻った!良かった!」で終わってしまうのかと危惧もしています。

 

これは国側もそうだけど、親の方もそう。

一旦学校が始まってしまうと、危機感は忘れてしまうということもありますね。

でも、それでは何も変わりません。

コロナという冬の時期をどう過ごすかによって、迎える春が変わるというものです。

私はそう考えているんですね。

 

私の息子が不登校になってからの教訓の一つに、学校教育だけに頼らないというものがあります。

このことは、今回のコロナによってより強く思うようになりました。

 

「学校教育だけに頼らないってどういうこと?」

 

と思う方もいらっしゃるかと思います。

 

ここでは、私自身どうすればいいと思っているのか、どういう勉強をするのがいいと思っているのかを書いてみたいと思います。

 

与えられる勉強、受けるだけの授業では意味がない

私は学校教育を受けつつも、自分の人生は自分で創っていくという姿勢を育む必要性を強く感じていて、学校や会社に自分の人生を預けてしまうのはいろんな意味でリスクが高いと考えています。

これは、今回のコロナがあって気づいたことではありません。

冒頭でも書いたように、これは息子が不登校になって気付けたことです。

ただ、今回のコロナにより、不登校の子供を持つ親以外の方にも教育に対する考えを与えるきっかけになってくれたらいい、そうあって欲しいと思ってもいました。

くどいですが、私は学校教育だけに頼らず、裏では自分で自分を養っていくための勉強や勉強の方法を身につけていった方がいいという考えを持っています。

 

  • 自分で自分の人生を創造するために勉強をする
  • 自分で自分の面倒をみることができるようになるために勉強をする
  • 社会環境が変化しても、適応する力をつけるために勉強をする
  • 人の役に立てるように勉強する

 

私が今学生なら、このような意識を常に持って勉強をしたいですね。

 

何となくイメージをつかめますか?

 

これらについてもう少し詳しく書いてみます。

 

私が今学生なら・・・こんな意識で授業を受けます

 

 

今私が学生に戻るなら、次のようなことを意識したいと思います。

「英語編」

  • 将来英語で話せるようにするにはどうすればいいか
  • 英語の論文を日本語と同じように読むことができるようにするにはどうすればいいか

この2点ができるようになるために、自分で考え、検証しながら、そして修正しながら、英語の授業を受けていくと思います。

 

だって、6年間(大学を入れれば8年間)も勉強するんですよ?

本来なら結構なレベルまでいって然るべきだと思いません?

話せない、読めない日本人が多くいるのは、やり方が間違っていると思わざるを得ません。

実際、8年間勉強した私は、英語を話せないし、英語を読めないし(苦笑)、話せるようになるために、英語をストレスなく読めるようになるために、工夫をして授業を受けたいです。

「数学編」

私は数学が大嫌いでした。

先生の言っていることが全く頭に入らなかったんですよね。

ホント、外国語を聴くように???だらけという感じです。

今も苦手意識が強く残っています。

でも、振り返ると、数学は正解がきちんと出るという点では気持ちの良さもあって、自分に合っているところもあったと今では感じます。

 

それと、問題を解く過程は論理的に考える力を育ててくれますね。

数学を応用することで思考の幅が広がるし、説明力もつくし、私達が日本語を使って表現していくということを考えれば、数学の中にもに必要な要素がたくさんあると今の私なら思えるのです。

なので、

  • 問題を解きながら論理性を意識し、それを自分の言葉で説明できるように勉強する
  • 数学的な観点をどう応用していくか

という意識を持って授業を受けたいと思います。

「国語編」

学生時代の私は、

「日本語話しているんだから、国語なんて必要ないんじゃないの?」

「今更古文なんか勉強しても使わないし、読むこともないし意味ないじゃん?」

と普通に思ってました。

 

でも、やはり若かったし、考えが浅かった(苦笑)

 

学生時代の私は、書いてある文章しか見ていなかったんですよね。

その裏にある作者の背景、思いと言ったものは完全無視していました。

 

今は、その文章の背景を感じ取ることを大切に思います。

 

文章という一文、あるいは一語には、本当に多くの情報がギュッ!と封入されているということが今ならわかります。

まだまだ、感じることに関しては私は未熟です。

 

ですから、

  • 文章の「背景」を感じることを常に意識すること。

これに集中して授業を受けますね。

 

それと、国語が求める解答とされるのは、書いている人の気持ちだったということ。

書いている人の気持ちになって読んでみる。

私には全くできていなかったので、その点をしっかりやり直すかなと思います。

 

 

言語とは本当に繊細です。

背景を読む意識をして訓練すれば、他者理解にもつながるし、自分以外のフィルターを取り入れることにもなるし、人間関係を円滑にしていくように思うのです。

読み方って大切だと思いますよ。

 

 

それと、読み書きとは一生使うものです。

伝えるための語彙力は絶対あった方がいい。

自分の思うことをどれだけ相手に伝えられるか、わかりにくいことをどれだけわかりやすく伝えることができるか?

今こうして文章を書いている私はそのことを本当に痛感しているのです。

伝えたいんだけど、伝えきれていない感が未だに満載です💦

 

 

はい、私ならまずはこの3教科。

こんな意識でトライすると思います。

 

勉強は本当は面白いもの

勉強が嫌いという人は多いけど、それは学校の勉強が嫌いであって、勉強そのものが嫌いではないと思うんですよね。

 

あなたも好きなことや趣味ってありますよね?

 

自分で気づいていないのかもしれないけど、それらを追究するために、更に向上させていくために、自然と知識を積み上げることをしていると私は思うのです。

 

勉強という概念をもっと広げてみたらいいと思います。

 

大人になってから資格を取ったり、講座を受講したり、あるいは興味を持ったものを独学で学んだり、ということをしている方も多いはず。

不登校のお子さんを持つお母さんは、特に多いかもしれないですね。

私はそこに勉強の本質が隠れていると思うのですが、あなたはどう思いますか?

 

 

本人はやりたくてやっているから本当に無意識。

好きだからやる、やりたいからやる。

 

思い当たることはありますか?

 

ということで、ここで一つの提案をしたいと思います。

もし、あなたが今何かに打ち込んでいるのなら、

  • なぜそれをしようと思ったのか?
  • なぜ継続できているのか?

を一度書き出すなりして、言語化してみてください。

無意識に思っていたことを書くことで意識してみてください。

そうすることで学びの本質というのが見えてくるかもしれません。

勉強は楽しいものという意味がわかるかもしれせん。

 

そこを理解して、自分の勉強する姿を子供達に見せていければいいと私は思います。

自分の心の核に触れるようなものに出会い、自ら勉強を始めていく。

これがスタートです。

そして、どんどん楽しくなる。

楽しくなれば今度はそれを伝えたくなる。

周りの人と一緒にやりたくなる。

 

こういうことができたら幸福度は増していくと思うんですよね。

 

勉強は自発的であれば、どんどん伸びるんですよ。

これが子供達にもあなたにも意識して欲しいことです。

 

与えられる勉強は苦痛、だから学校の勉強は難しい。

だから、与えられる勉強には工夫が必要だと私は思っています。

相手が興味を持ってくれないと、面白いと思ってもらえない、子供達を前のめりにさせることはできない。

学校の授業がつまらないのはここかなぁと私は考えています。

で、これを打開するために何が必要なのか?

私はその一つは情熱かなと思っているんですよね。

 

 

本当に好きで楽しんでいる人の話というのは、熱があるので、聞いている方も楽しくなってきます。

楽しそうに話すし(実際楽しいんだと思います)、マニアックなことも知っているし、面白い、珍しい話もポンポン出てくるし、本当に楽しませてくれます。

だから、公務員で安定しているから教師を選んだという人は、きっとつまらない授業をするのだろうということが見えてくる(苦笑)

海外の映画に魅了されて外国語に興味を持ったとか、お城や、神社仏閣を観て歴史に興味を持ったとか、そういう人が先生になったら強いなぁとも思える^^

 

学校に限らず、人に教えることを生業とする人は、どれだけの情熱を持っているか。

これが大切なのではないかというのが、私がたどり着いた一つの答えです。

 

自分がしている勉強が本当に楽しい、

好きで勉強している、

この面白さを生徒達や周りの人に伝えたい、

 

という思いで教えていると、その熱が伝わってきます。

この人がそういうなら、ちょっと勉強してみようかなって思うこともあると思います。

 

なので、

 

もし、あなたが何かが好きで、それをすることが楽しいと思えるものがあるなら、ぜひ続けて欲しいです。

その情熱は子供や友人や周りの人に自然な形で伝わりますから。

嘘や偽物、見せかけの動機では相手の心は動かせません。

親がその背中を見せていれば、自然と情熱を身につける子供も増えると思う。

子供が同じような情熱を持つようになったら、それはまた周りに広がっていく。

これが幸せの好循環なのだと私は思います。

 

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